MIU404 第3話
今回は第3話。「高校生のいたずら電話」を軸にして物語は進んでいきます。
予告にもあったように、「アンナチュラル」から毛利刑事、向島刑事が来てくれました!MIUとアンナチュラルの世界線は一緒ということがわかりましたので、どこかでミコト達も司法解剖を行ってるに違いないですね。
廃部になってしまった陸上部に所属していた5人。大会で走る機会を失い、ゲームの設定を活かし1人が警察に悪戯電話をします。警察から逃げるため4人はリレー方式に走ります。
今回のお話は現在と状況が似ていると感じました。突然の廃部によって大会に出られないドラマ内、コロナ禍によって大会という機会を失った現実。おそらく脚本は早くに完成していますからコロナ禍のことは組み込まれていないはずですが、今の状況とマッチしすぎて少し胸が痛みます。
今回は九重にも焦点が当てられてましたね。論理的で無駄のない九重ですが、プライドが高く、周りの人と軋轢を生んでしまいます。そんな九重に、志摩がピタゴラ装置を使って説明した場面がありました。あの装置、1週間かけて作ったそうです。
志摩が転がしたパチンコ玉を「すくえた」伊吹、転がったパチンコ玉を「すくえなかった」九重。
道を外した高校生を「救えた」伊吹。「救えなかった」九重。
描写だけでなく、言葉遊びでもそのような場面を描く、演出の妙です。
最後に、道を外してしまった高校生と出会ったのは菅田将暉さん演じる高校の先輩。彼はドラッグを持っていましたね。この先の彼らの動きはどうなるんだろうか。
今回は題名の通り、「分岐点」となった回。第4話では志摩の闇や桔梗の過去が描かれそうです。
次も楽しみです。